代表から皆さまへのメッセージ

素人が参加できるモータースポーツ

2014JMRC東京ジムカーナレッスン
「ジムカーナ」という単語を聞いても、まだその意味を知っている日本人は少数派だと思います。
「ジムカーナ」とは、いわゆるモータースポーツの一種で、これまでモータースポーツというと特別な訓練を受けたプロのドライバーかA級ライセンスを持つハイレベルなアマチュアのみが参加するカーレースというイメージがありました。

そのような高いハードルをぐんと下げて、車を運転できる人なら誰でも気軽に参加できるモータースポーツとして注目を浴び始めているのが「ジムカーナ」なのです。
日本における「ジムカーナ」の普及と発展を目的として設立された「JMRC」は、日本全国に各地域の部会があり、さまざまなイベントを通じて「ジムカーナ」の魅力を伝え、競技大会を開催して参加者のテクニックを競い、より高度な技術を有するドライバーを育成しています。

つまり、これまでは「見る側」にすぎなかったモータースポーツを、「参加するモータースポーツ」に変えることを目的にして活動しているのです。
日本の自動車産業は、戦後に飛躍的な発展を遂げ、現代では欧米をしのぐ性能の乗用車を数多く誕生させると同時にプロ用のサーキット・マシンでも、その技術力の高さを世界中に知らしめています。

競技を楽しみながら技術を向上

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そして、F1やルマンダカールラリーなど、世界が注目するモータースポーツでも、日本車と日本人ドライバーが活躍する姿を見ることはもはや珍しくなくなってきています。
ところが、サッカーや野球などの球技スポーツは、一般社会人も素人同士で楽しむことができますが、ことモータースポーツに関しては、一般人にはまず縁のない世界でした。

プロやセミプロだけの世界であったモータースポーツの醍醐味(だいごみ)を素人でも味わえるようにと、そのスポーツ環境を整備し、安全性を確保して実施されているのが「ジムカーナ」なのです。
「ジムカーナ」は、もちろん競技である以上、勝ち負けがつきまといますが、体験した人々の大半が「勝負よりも競技自体の面白さにとりこになった」という感想を抱く大変楽しいスポーツなのです。

ジムカーナの魅力を一般の方々に

部会長

部会長:中村 真幸

そして、「ジムカーナ」を楽しむことによって、いつの間にかドライビング・テクニックが向上していくことを実感できると思います。競技を通じて、クルマをまるで自分の手足のように動かすという感覚を身に付けることができるので、日常での運転でも事故を回避するテクニックの向上につながるのです。

JMRC東京ジムカーナ部会においては、まだ一般の方には認知度が低い「ジムカーナ」の普及のために、東京部会の会員の皆さまとわれわれ役員が一体となって、「ジムカーナ」の楽しさを一般社会人の方々に伝えるための活動を行っています。
「ジムカーナ」の競技をまず見学していただき、そして競技に参加してもらうことでその楽しさをさらに知っていただこうと、今後も努力していく所存です。

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